こんにちは、ゆうです。
ブログ更新が遅くなっておりすみません(汗)

実は先日UCCの本社にお邪魔する機会があり、久々にいろんな品種のコーヒー豆たちを見てきました!
一見同じように見えても、それぞれ形がちょっとずつ異なるコーヒー豆。そんな違いを生み出す「品種」について今回は紹介してみたいと思います!

今回取り上げるのは「アラビカ種」と「ロブスタ種」。もっとも代表的な2つの品種です。
「アラビカ豆100%使用」なんてフレーズを目にしたことがある方も多いのではないでしょうか?でもそれだけ言われても一体何がすごいのか、果たしてそれは高級なのか、さっぱりですよね?(笑)
というわけで、アラビカ種とロブスタ種の違いを見ていきましょう!

アラビカ種とは?

アラビカ種は世界のコーヒー生産量のおよそ6割を占める品種です。酸味や甘み、華やかな香りが感じられるのが特徴で、一般的にカフェやコーヒーショップで提供されるコーヒーはほとんどがアラビカ種であるといえます。標高1000m以上の高地での栽培がメインで、生育に寒暖差が必要だったり、乾燥や病気に弱かったりと育てるのにとっても手間がかかるコーヒーなんです。

それでもこれだけの量がつくられているのはその風味や香味の魅力のおかげでしょう。
以前のブログで「酸味・甘み・苦味」の味の要素を紹介しましたが、それが感じられるのもアラビカ種ならではです。
となると、「アラビカ種100%」を謳っている商品はその味わいの複雑さや華やかさをアピールしている、ということなのかもしれないですね。

ロブスタ種とは?

一方のロブスタ種。こちらは「初めて見たワードだ」って方も多いかもしれませんね。
それもそのはず、ブレンドに使用されることはあっても、ロブスタ種単体がカフェで提供されることはほとんどないんです。

味わいで言うと、苦味が強いのが特徴。麦茶のような香ばしさがある豆です。カフェイン含有量もアラビカ種の2倍ほどあることで知られています。
(ちなみに私は一度ロブスタ豆をカッピングしたことがあるんですが、驚くほど麦茶!!って味でした。)

こちらはデリケートなアラビカ種に対して生育がしやすいという特色も持ちます。
標高は300~800mくらいでも育てられていますし、病害虫にも強い品種です。
一本の木にたくさんの実がつくので簡単に大量に収穫できることもメリットの一つ。丸くてころっとしたコーヒー豆が採れるんですよ!

さてそんなロブスタ種、カフェで出てこなくて一体なにに使われているの?と言いますと、
主に缶コーヒーインスタントコーヒーの材料に使用されているんです。
低コストで生産できて、苦味のインパクトも強いため、コーヒーゼリーやコーヒー味のお菓子など量産するものの材料に向いているんですね。

まとめ

味わい豊かだけれど繊細なアラビカ種と、しっかり苦くて量産向きなロブスタ種。
複数の品種があるからこそ私たちは日常的にコーヒーを楽しめているといえるのではないでしょうか?
どれも同じように見えるコーヒー豆たちにもそれぞれ個性があることを知ると、今までよりもちょっとだけコーヒーが愛おしく思えてくるかもしれませんよ!
特にロブスタ種の方は豆の状態が見られる機会はまれなので見かけたらぜひ観察してみてください(笑)。

 

それではまた!

ゆう。

 

Today's coffee

UCC MOUNTAIN MIST Kenya Nyeri Mutitu Factory
ドリップマスターで抽出して頂いたスペシャルティのケニア。明るくてクリーンな酸味に感動しました!