こんにちは、ゆうです。
最近新しい細口ケトルがほしくて悩んでおります。。スリムで注ぎやすいものがいいんですが、おすすめあったら教えてください!

今回はコーヒーともなじみ深いフェアトレードについて。
5月の第二土曜日は「世界フェアトレードデー」と言って、世界中でフェアトレードの取り組みをアピールし、その大切さを伝えていく日なんです。
ご存知でしたか?ちなみに私はりの方に教わるまで知りませんでした(笑)。
というわけで、コーヒーとフェアトレードの関わりをご紹介。ちょっとでもフェアトレードのこと、身近に感じてもらえたら嬉しいです!

フェアトレードって何?

フェアトレード(fair trade)とは直訳すると「公正・公平な貿易」。不当に安い値段で買い取られていた産品を適正な価格で購入することで、弱い立場に置かれてきた人々の収入を増やし、自立を促すことを目的としています。

とはいっても、その「公正・公平」ってどう判断するの?ってところですよね。様々な認証がありますが、一般的に広く知られているのは「国際フェアトレード認証」かと思います。

これらのパッケージの下の方にある青と緑のマーク、「これは見たことある!」という人も多いのではないでしょうか?
これは、国際フェアトレード認証の基準を満たしたものにつくラベル。
社会的・環境的・経済的観点から定められた基準を満たしたら「フェアトレード商品」として認められ、その証としてこのラベルが付けられます。
(詳しい基準について知りたい方はこちらもぜひご覧ください。)

コーヒーとフェアトレード

フェアトレードジャパンのHPによると、コーヒーはフェアトレード認証製品市場でも大きな割合を占める製品
裏を返せば、公正でない貿易がはびこっている市場であるともいえます。だからこそ認証団体もこれだけ注力しているというわけなんですが、、
そもそもコーヒーの値段ってどんな風に決まるか、どこでどんな風に買われているのか、ご存知ですか?

実はコーヒーの取引が行われているのは、主にニューヨークロンドンの取引所。生産国とは全然離れた場所で取引されているんですね。
そしてこのニューヨークで取引される価格は「Cプライス」と呼ばれ、世界中のコーヒー価格の指標になっているんです。
Cプライスを基準としてそこに品質に応じてさらに価格が上乗せされていく形らしいです。
つまり、ニューヨークでの取引価格が暴落でもしてしまったら、コーヒーの取引価格全体がガクっと落ちてしまうんですね。生産にかかったコストは変わらないのに!

この市場価格の変動に左右されずに、コストや品質に見合った適正な価格で取引を行うのがコーヒーのフェアトレードです

よりよい未来への一歩として

フェアトレードの仕組み、なんとなくわかっていただけたでしょうか?
フェアトレードでの取引が広がれば、生産者さんの収入安定に繋がります。それによって生活の安定が見込めたり、品質向上のための投資ができるようになったり。フェアトレードはまさにコーヒー生産の持続可能性への第一歩なんです。

でもでも私が一番理想としているのは、「フェアトレードが付加価値にならない世界」。
「ちょっとお高いフェアトレードの商品」と「取引の公平さには欠けるけど安い商品」が並んでいる限り、本当に“フェア”とは言えないのかなぁと思うんです。
フェアであることが当たり前の世界に、コーヒーに携わることで心豊かに暮らせる世界になっていくことが私の目指しているところです!

まぁ何はともあれ、フェアトレードのこと、少しでも思いを馳せてもらえたら嬉しいです!

それではまた。

ゆう。

参考:フェアトレードジャパン公式サイト(https://www.fairtrade-jp.org/)

Today's coffee

ALL SEASONS COFFEE Ethiopia Kayon

大人気のチーズケーキにぴったりとおすすめしてもらったエチオピア! 冷めてくるとベリー感が際立って長く楽しめる味でした♪